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社内報の活用(後編)イノベーションズアイ連載コラム9 


掲示板でも効果あり、読ませるコツ


掲示板と言ってもウェブサイトにあるものではなく、会社の通路や給湯室にあるような紙を貼っておく、あの掲示板です。パソコンを常に使用しない社員がいる会社では、紙で配布するよりも、掲示板に掲示することで情報を伝達することができるのです。古い手法として忘れられがちですが、場所も含めて、一度検討してみてはいかがでしょうか。


新聞社のロビーには、その日の新聞を、すべて広げて掲示しているところがあります。その掲示板の横幅は、5メートル以上はあるでしょう!紙をめくることなく、自分が移動しながら新聞を読んでいくのは、ウェブサイトを眺めている感覚ともちょっと似ているかもしれません。


来客の導線上にある場合は、ちょっとした話題提供になります。またゴミとなってしまう紙を配布するよりは、省資源とも言えます。この掲示板作戦は、応用の幅が広く、たとえば、広報として社員に知らせたいような報道内容をクリッピング(※)していれば、それを張り出してあげることもできるわけです。


B社のTさんは、社内報を作成するのが最初は重荷だったそうです。たった2ページの社内報でも、社員が読んでいるのかいないのかもわからなかったためです。しかし、掲示板に張り出すことにしてから、社員から声をかけてもらうことが増えました。そこで、Tさんは、社内報の内容を少し積極的に企画しはじめました。


その内容とは……

・社長メッセージ ・新規事業等の紹介等、会社のトピックス ・社員や支店等の仕事風景の紹介 ・広報からのお知らせ ・編集後記

という一般的な内容に加えて、

・社内イベントの案内 ・お客様の声 ・お取引先様の声 ・メディアで紹介された記事情報

なども入れてみました。


社内報の内容において大事なキーワードは、「社長」「社員」「外部」であるといえます。かつて私が広報担当になったばかりのときに、当時の社長からは、広報として社内に何を発信すればよいかを常に提案することを課題にされた時期がありました。


まずはじめにやってみたことは、社内朝礼などで社長がはなしたことを再録という形で紹介すること、そして、広報担当が社長をはじめ社員を取材してそれを記事化するという二つのことでした。


また、社員の反応が見えるコンテンツを作ることも生きた社内報を作ることに不可欠です。社内取材をして紹介することは、もちろん社員間の話題になるでしょう。さらに進化版として、前出のTさんは、新サービスの社内認知度向上に、簡単なクイズ形式での説明を企画しました。正解者へのプレゼントも用意し、社員が参加してくれているという実感を得ました。


そして広報からのお知らせでは、広報ならではの「外部の視点・意見」として、日頃おつきあいしているメディアの方や広報的なネットワークから聞こえてくる情報で会社に役立ちそうなものを伝えます。この機会に社内報作成にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。



※新聞、雑誌の記事利用は、各社の使用許諾を、電子版の記事のURLについては、各社サイトのリンクポリシーなどを都度確認する必要があります。



※このコラムは2012年に中小企業向けにイノベーションズアイで連載した内容を転載しています。当時と状況が変わり内容が古くなっている箇所があります。

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